みなさん こんにちは〜 たけのこ(@takeno_kotori)です。
私の家には3歳になる息子がいて毎日元気すぎるぐらい元気です(笑)
言葉はカタコトですが少しの会話ならでき感情表現も相当豊かになり、そして予想外のことが数多く起こる毎日がとても賑やかです。
今回はまだ息子が生まれる前、妻の実家で一緒だったペットの犬「ウエスティ」と「子どもが欲しいと思った日」についての話です。
子どもが欲しい私とそうでない妻
結婚した当初、子どもが欲しいかどうかに関する私と妻の考え方は違っていました。
私は子ども好きだった事と両親に孫の顔を見せてあげたかったのですぐにでも子どもが欲しかったのですが、妻はあまり子どもが好きでは無く特に欲しいとは思っておりませんでした。
お互いの子どもに関する考えが違う状態でしたし、特に急ぐ話でもなかったのでいつか欲しいね。ぐらいの軽い気持ちでしばらくは夫婦2人の生活を送っておりました。
妻の考えに変化が起きる
結婚して1年、その間には引っ越ししたり、親族だけで結婚式を行ったり、北海道へ新婚旅行に行ったりと2人の時間を楽しんでいました。
そんなある日、妻が突然「子どもが欲しい」と私に言ってきました。
子どもが苦手と言っていた妻からそんな言葉が出た時は正直かなり驚きましたので理由を尋ねると「ウエスティに自分の子どもを見せてあげたい」との事でした。
ウエスティとは妻の実家で妻が飼っていた犬2匹のうちの1匹でウエストハイランドホワイトテリア(ウエスティ)のことです。もう1匹はトイプードル(トイプー)がいます。
妻にとってウエスティはかなり長い付き合いだったため、自分の子どもを見せてあげたいと言う気持ちになったそうです。
私も両親に子どもの顔を見せてあげたいとの気持ちがあったので妻の思いは良くわかり子どもを作ることにしました。
妻の妊娠とウエスティの病気
幸いにも妻はすぐに妊娠し、お腹の子どもは順調に成長。とくに大きな問題もなく出産予定日まで残り3ヶ月。
もう少しで生まれた子どもをウエスティに合わせてあげられると思っていたのですが不幸にもウエスティに病気が見つかりました。
高齢だった事もあり病院での診断結果も相当悪く余命数ヶ月と申告をされました。
手術をすることで少しばかりの延命は可能ですが、その代償としてウエスティの食べられるものが限定され好きな食べ物は2度と食べられないと説明をされました。
妻は相当悩んでいました。
手術をして1日でも長く生きいていて欲しい。生まれてくる子どもを見せてあげたい。
でも好きな食べ物を食べられなくなってまでウエスティは生きたいの?それは幸せな事なの?なにが正解なのでしょう?
妻の決断
悩み抜いた妻の決断はウエスティの手術は行わないでした。
痛い思いで手術をさせ命を繋いだ後、限定された食事と薬でほぼ動くこともできず、日々を生きていくことはウエスティにとって幸せなのか?と言う思いからの決断でした。
私は妻とウエスティの絆を深く知らないため手術についてどちらが良いのか答えることはできませんでした。ただ妻が決断をしたことを理解してあげるだけです。
その後、手術をしなかったウエスティは日に日に体調が悪化していき好きな食べものすら食べられ無くなりました。
そして子どもが生まれる2ヶ月前に亡くなりました。
妻としても覚悟は出来ていたそうですがとても辛い別れとなり、そして妻のウエスティに子どもを合わせてあげたいという願いは叶わなくなりました。
息子ともう1匹の犬
ウエスティが亡くなり2ヶ月後、子どもは無事産まれました。男の子です。
妻の入院生活が終わり、妻は実家でしばらく子育てすることになりました。
ただそこにウエスティはいません。
その代わりにもう1匹のトイプーが息子を見るなり興奮して匂いを嗅ぎまくっていました。
初めて経験する生き物だったからか、匂いが独特だったからか、とにかくずっとクンクンしていて息子が食べられるんじゃないか不安になりました(笑)
トイプーは今3歳になった息子と対等に遊んでくれていますが、妻の中ではここにウエスティもいて欲しかったのでしょう。
当たり前です。でも仕方ないんですよね。これが現実です。
いつか息子がもう少し大きくなったらこの話をしてあげようと思います。
それではまた。
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